ダメージ暗算解説(SV版)
このページではポケモンSV版におけるダメージ暗算を解説しています。
Youtubeでも同様の内容を解説しているのでよければご覧ください。
今回は例として以下のケースを考えます。
前提としてレベル50同士、もちものなど他の補正はありません。
- ガブリアス(攻撃力200)のじしんをパオジアン(防御力100)に撃った場合
これから長々と説明しますが、最終的には
- (44 × 2 + 2) × 1.5 =135
と簡単に計算できるようになります。
ノート一枚で纏められるくらいの簡潔な説明になっているので、
ぜひ自分でノートをとりながらダメージ暗算をマスターしてください。
基本式
(ポケモン対戦考察まとめWiki(ダメージ計算式)から参照:http://pokemon-wiki.net/%E3%83%80%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E8%A8%88%E7%AE%97%E5%BC%8F)
まず上記のダメージ計算式というのを基本的に理解していないといけません。
私はこの計算式まで戻って考えることは今はほぼないですが、
なにごとも基本を理解してこそ応用が利くというものでぜひこの計算式を覚えてください。
ちょっとだけ見やすくすると以下のようになります。とくに中身は変わっていません。
攻撃側のレベル×2/5+2のカッコの部分はダメージ計算の基礎値みたいなものです。
次の分数部分は、技の威力と攻撃力(特殊)がダメージを増やす要素、防御力と50という調整値がダメージを減らす要素になっています。
では、実際にガブリアスがパオジアンにじしんを撃った時のダメージ計算をしてみましょう。
- 50×2÷5+2=22 (攻撃側のレベル50を代入)
- 22×100×200÷100=4400 (地震の威力100,ガブリアスの攻撃力200,パオジアンの防御力100を代入)
- 4400÷50+2=90
- (乱数は1として無視)
- 90×1.5=135 (タイプ一致補正)
このように最高乱数時のダメージが135と求めることができました。
実際にこの計算を丁寧にやるのもダメージ暗算の方法の一つです。
しかし、時間が掛かりすぎるうえにミスも頻発します。
よって、基本式をちょっと見直してみます。
ダメージ暗算式(A)
これは、攻撃側のレベル×2÷5+2=22としてしまったものです。
基本的にネット対戦というのはレベル50で行われているので、
攻撃側のレベルは50としてしまっていいです。
なので、ここはあらかじめ計算した22を使ってしまいます。
今回の例で計算すると以下のようになります。
かなり簡略化できましたが、同じ威力100の技を使う場面というのは多々あるので、
さらに纏めてしまいます。
これに地震の威力100を代入すると44になります。
これも威力100の技を撃つときは毎回同じ値になるのでダメージベースという値しして覚えてしまいます。
ダメージベースは単に威力が置き換わってしまったものだと考えれば、
そんなに覚えるのが難しいものでもありませんし、
毎回計算しても構いませんが、その内勝手に覚えてしまいます。
ダメージベース(DB)を考慮してダメージ暗算式は最終系になります。
ダメージ暗算式
DBはすべての技の威力について覚えてしまうので、
実戦で計算しないといけないのは攻防比だけになります。
A~Sのステータス計算式
ダメージ暗算に必要なA~Sのステータスは以下の計算で求めた想定値で考えます。
尚、自分のポケモンは実数値を暗記して計算しましょう。
計算に必要な種族値については、覚えるかその都度調べるしかありません。
もちろんできる限り覚えていたほうが暗算も早くなるでしょう。
HPのステータス計算式
HPは上記の式で計算できます。
尚、HPは暗算式には直接関係がなく、
ダメージを求めたうえで比較するだけでいいです。
自分のHPは実数値が見えているので簡単ですが、
相手のHPは特に減っている場合はHPバーで判断するしかないので難しいです。
例題1
例題として2問あげます。
- ガブリアス(攻撃力200)のげきりんをパオジアン(防御力100)に撃った場合
今回の説明ではじしんを例に挙げましたが、技をげきりんに変えただけなのでDBだけ変えて計算してしまえばいいです。
- (52.8×200/100+2)×1.5 = 160
例題2
- ギャラドス(攻撃力177)のたきのぼりをミミッキュ(防御力100)に撃った場合
- (35.2×177/100+2)×1.5 = 96
私がこれを一瞬で計算すると97になってしまいました。
しかし、実戦では少しのずれは仕方がなく、計算速度が重要ということで、
これを例題に挙げてみました。
ダメージベース表
適当に作ったので間違えているかもしれませんが参考までに。
種族値についてはよく対戦に出てくるポケモン、自分が使うポケモンから頑張って覚えましょう。